・借り換えるときの注意点を教えて欲しい
・費用がどれくらい掛かるか知りたい
住宅ローンを借り換えてみたいけど、初めてで不安な人は多いと思います。
とくにネット銀行は金利が低く魅力的ですが、対面形式で相談できないので、実際に借り換えるのはハードルが高く見えるでしょう。
私は、2023年3月に地方銀行からネット銀行へ、住宅ローンの借り換えに挑戦しました。
不安でしたが、いろいろ調べて、なんとか借り換えに成功しました。
この記事では、私が実際に住宅ローンを借り換えた体験談を紹介します。
また借り換えに掛かった費用を公開し、注意点についても解説します。
この記事を読めば、住宅ローンを借り換えるときの不安を解消するのに役立ちます。
借り換えを検討中だけど不安な人には、知りたかったことが書かれていると思いますので、是非最後まで読んでください。
私の住宅ローン借り換え体験談
まず、私が住宅ローンを借り換えた体験談を紹介します。
借り換えた理由
借り換えた理由ですが、固定特約期間終了にともない金利が上がるタイミングだったからです。
私は、家を購入するときに考えることが多すぎて、不動産屋に勧められた地方銀行のプランをそのまま契約してしまいました。
当時は知識もなく、なまけて勉強もしていなかったため、あまり深く考えていませんでした。
月日が経って、お金について勉強していくうちに、もっと勉強してから契約するべきだったと後悔していたのです。
そんなときに、借り換え元の地方銀行から固定特約期間終了のお知らせが届きました。
3年間の固定特約期間が終わるので、次のプランを選択して欲しいというような内容で、当然今までよりも金利が上がるプランしか選択できませんでした。
ここでようやく重い腰が上がり、借り換えをする決断ができたのです。
結果的には借り換えをするとしたら、ここしかないような良いタイミングで借り換えができました。
モゲチェックを活用
最初は、住宅ローンについてネットを活用して自分で調べていましたが、自分だけの判断だと「本当にこの銀行でいいのかな? 」と決断できずにいました。
そこで、YouTubeで紹介されていた「モゲチェック」というサービスを使ってみようと考えついたのです。「モゲチェック」は、オンラインで数ある金融機関の中から、最適な住宅ローンを提案してくれるサービスです。
しかも、ユーザーは無料でサービスを受けられます。
サービス内容は、下記の通りです。
・最適な住宅ローンプランの提案
・仮審査代行(提携銀行のみ)
・比較シュミレーション
・質問、相談受付(電話は不可でメッセージのみOK) など
わからないことは、何度でも質問対応して頂けるので凄く助かりました。
ただし、回答は1日1往復ほどのレスポンスです。
また金額の比較シュミレーションですが、諸費用も含めた細かい内訳まで出しもらえるので、大変参考になるかと思います。
「モゲチェック」は、住宅ローンの提案から本契約に至るまでサポートを受けられます。
1人で借り換えを行うのが不安な人は、是非「モゲチェック」を活用してみましょう。
auじぶん銀行へ借り換え成功
最終的には、auじぶん銀行へ借り換えました。
auじぶん銀行は、変動金利の金利が低く、ランキングでも常に上位に位置しています。
auユーザー(スマホ、電気)は、かなり有利な条件で借り入れできますが、auユーザーでなくても最安級の金利で借り入れすることができます。
ちなみに私は、auユーザーではありませんが、かなり低い金利で借り換えられました。
条件など詳細は、後述します。
また団信の内容も充実していて、全疾病とがん50%団信が無料で付帯されています。
金利を0.1%上乗せれば、がん100%団信にすることもできるのでかなり充実しています。
自分で調べていたときも候補に入っていた銀行でしたが、モゲチェックからも提案を受けたので心強かったです。しかも、モゲチェックに仮審査の代行申請までしてもらえたので助かりました。
auじぶん銀行では、金利の低さと団信の充実に加えて定額自動入金サービスがあるのも強みかと思います。このサービスは、毎月決まった金額を別の口座からauじぶん銀行の返済用口座へ無料で入金してくれるサービスです。
なので、いちいち返済用口座へお金を移す手間が省けます。メインバンク(給料の受取口座)を変える必要がなくなり大変便利です。
あらゆる面で優れていて自分には合っていると感じ、auじぶん銀行へ借り換えを決めました。
住宅ローン借り換え費用の内訳公開
実際の住宅ローン借り換え費用は、下記のようになりました。
H銀行(旧) | auじぶん銀行(新) | |
金利(変動金利) | 0.975% | 0.346% |
返済期間 | 32年 | 31年8ヶ月 |
残金 | 1838万円 | 1,840万円 |
毎月支払額(元利均等返済) | 55,526円 | 51,129円 |
総返済額 | 21,321,984円 | 194,29,020円 |
総返済額:(旧)21,321,984円 ー(新)194,29,020円 = 1,892,964円
変動金利なので、この金利が続いたと仮定した場合に総返済額でみると、1,892,964円お得になります。
auじぶん銀行のネットなどに通常掲載されている変動金利は0.389%ですが、キャンペーンにより0.346%に引き下がったことも大きかったです。
諸費用は、以下の通りになりました。
H銀行(旧) | auじぶん銀行(新) | |
事務手数料(借入額の2.2%) | 404,800円 | |
一括完済手数料 | 5,500円 | |
利息 | 10,310円 | |
司法書士への報酬、登記費用 | 167,944円 | |
合計 | 15,810円 | 572,744円 |
諸費用の合計は、588,554円でした。
諸費用も含めて借り入れることもできたのですが、妻と相談した結果「ローン残高を増やしたくない」との意見が出て、諸費用は手出ししました。ここは意見が分かれるところだと思います。
経済的合理性の観点からみると、これだけ低金利なのでなるべく多く借りてキャッシュを厚くし、投資に回した方がお得と言われています。
しかし、感情面を考えるとできるだけ借金をしたくないという心理も働きますよね。
なので、そのバランスが重要だと思います。
私は、妻の精神衛生上のことも考えて諸費用は手出しすることにしました。
諸費用を差し引いて実際お得になる金額は、下記の通りです。
(総返済額のお得分)1,892,964円 ー(諸費用)588,554円 = 1,304,410円
諸費用を差し引いても、1,304,410円お得になりました。
住宅ローンを借り換えする際の注意点
ここでは、住宅ローンを借り換える際の注意点をあげていきます。
シミュレーションは正確に
なるべく正確に全費用を把握し、シミュレーションに間違いがないか確認しましょう。
シミュレーションに間違いがあった場合、せっかく借り換えをしたのに返済額が多くなってしまう可能性もあります。
私の場合は、モゲチェックが作成してくれたシミュレーションの金額が正しいのか、計算し確かめまでしました。「司法書士への報酬」だけは、司法書士との面談を行うまで正確な金額がわからないので、概算でみておけばOKです(モゲチェックのシミュレーションに概算で記入されています)。
住宅ローンは、かなり大きな金額が動くのでミスのないよう、シミュレーションに間違いがないか十分に確認しましょう。
変動金利を選ぶ場合は勉強必須
変動金利を選ぶ場合は、経済についての知識を身につけましょう。
何も知識がないままだと、金利が上昇することで最悪返済できない状況になってしまう恐れもあるからです。
知識をつけ経済の動向をチェックすることで、金利の動きをある程度予測できるようになり、対策も考えられるようになります。
ちなみに私は、低金利の時代がまだ続くと思っているので、変動金利を選択しました。ただ、この低金利が永遠に続くとも思っていません。金利が上昇したときに、繰り上げ返済できるよう貯蓄をして備えています。
変動金利は金利の安さが魅力で、上手くいけば固定金利に比べてかなり返済額を削減できます。しかし、金利が上昇することも想定して返済可能か、十分にご自身で検討されることをおすすめします。
住宅ローン控除を受ける場合の借り換え月
会社員の人にだけ関係しますが、住宅ローン控除を受ける場合には、9月頃までに借り換え完了することをおすすめします。
10月以降に借り換えた場合、年末調整に間に合わないことがあるからです。
年末調整に必要な「年末残高証明書」は、9月末の残高を基準として作成され、10月頃には郵送されてきます。
それ以降の11月、12月に借り換えたときは、新たに「年末残高証明書」を発行しなければなりません。もし発行が遅れれば、年末調整に間に合わず確定申告が必要になります。
確定申告するのが面倒とか苦手な人は、気をつけたいですね。
ちなみに仮審査申し込みから借り換え完了まで、2ヶ月程かかります。期限が決まっている人は余裕をもって借り換えの準備をしましょう。
まとめ
今回は、私の「住宅ローン借り換え体験談」をお伝えし、費用の公開と失敗しないための注意点について解説しました。
住宅ローンの借り換えは、初めてだとわからないことが多く不安に思うかもしれません。
とくに、ネット銀行は借入金利が低く団信も魅力的な反面、対面では対応してもらえないのでハードルが高く感じますよね。
私自身も借り換えは初めてで不安だったのですが、「モゲチェック」を活用することで、借り換えに成功しました。
一人で不安な気持ちを持ちながら借り換えるよりは、無料でサービスを受けれてデメリットもないので、一度「モゲチェック」を活用してみれば良いかと思います。
この記事が少しでも皆様の参考になれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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